今回は、兵庫県洲本市のマンションにて床上でお亡くなりになり、発見まで約一ヶ月かかった現場を対応させていただきました。
発見までの日数が長かったので、床上に大量の体液が流れている状態でした。
【専用の薬剤で汚物の拭き取り作業風景】
まず初めは薬剤を染み込ませながら徹底的に拭き取ります。
完全に汚物を拭き取っても悪臭はとれません。画像のようにフローリング材に染み込んでいる以上、この部分をカットして臭いの元を完全に撤去する作業が必要になってきます。
【丸ノコを使ってフローリングをカットしている風景】
このように電動ノコギリを使用して汚染個所を撤去する為に切り込みをいれています。
【周囲カット後、フローリングをめくる作業風景】
周囲をカットした後、バールを使いフローリングをめくり、その下にまで体液が流れていないか確認が必要です。ここの作業が一番重要で、汚染個所を見落とすと悪臭は絶対になくなりません。慎重にめくりながら汚染個所を特定しながら作業を進めます。
【フローリングをめくった後の風景】
ここでフローリングより下に体液が流れていないか慎重に確認します。
【フローリング下部まで染み込んでいる箇所】
やはりフローリングの下まで体液が流れている箇所を発見。この部分も完全に撤去作業が必要です。
【スクレーパーでの作業風景】
スクレーパーを使い床下の素材をめくっている作業です。この素材の下に地となるコンクリートが出てきます。
次はコンクリート部分にまで流れていないか確認します。
【コンクリート汚染個所を削っている様子】
やはりコンクリート部分にまで染み込んでいましたので、グラインダーを使い削っていきます。
【汚物箇所を完全に取り除いた画像】
ここで染み込んでいた体液をすべて除去する事ができました。この状態まで施工しなければ臭いはなくなりません。
【専用の塗料を塗り終わった後の画像】
汚染物を完全に撤去しましたが、万全を期すために専用の塗料を床に塗り悪臭を完全に閉じ込めます。
【オゾンを発生させる機械です】
塗料を塗り終わったら画像にあるオゾン燻蒸するための機械を設置します。この機会は臭気の度合いによりどれくらいの時間稼動させるか決まります。今回の現場は臭気が強かったので二日間の稼動が必要でした。
この後は、業務提携しているリフォーム会社様に、フローリングのリフォーム工事を依頼して現状回復を行った後にご依頼者様へ引き渡しとなりました。
決して発生してはならない事ですが、孤独死や事故死などでお部屋の清掃が必要な際は、専門会社であるプロアシストにご相談ください。